千と千尋で親父が食ってたヌメヌメしたやつ
こんにちは。それは肉圓(バーワン)が近いものだろうと言われています。ググってください。
早い話がバーワンは肉饅頭の外皮が半透明でヌメヌメ、ブヨブヨしたものに餡をぶっかけた料理だと考えられます。台湾は行ったことがない。調べるほど「これ普通の肉饅頭でよくねえか?」という気持ちになってくるのですが、作った上で考えてみましょう。
葛粉を水で練って加熱します。このときの粉と水の比率で弾力が変わってきます。

クッキングシートに挟んでレンチンしてみます

した

これは弾力がありすぎる

これは弱すぎる 何度か試して葛粉と水は重量比 1:2.5 としました。

まあちょっと何も考えずに作ると何が起こるかやってみましょう

?

死

気を取り直してこれは何かです キノコやクワイの入った肉餡のようなものかもしれない

うずらを挽肉で包もうとしています

それを何かで包もうとしています なぜすぐ再帰的にするのか

はい

やりたいことが伝わりますでしょうか

はい

はい

不穏

補強

やるぞ~

死

説明することは山ほどあるんですが、起こっている現象はひとつ「外皮が割れる」。終盤はクッキングシートで全体をなめらかに包むなど、どう考えてもそれ台湾のファストフードの見地からはありえない作業コストだろみたいなことになっていきます

荷重がなるべくかからないように蒸す

まあ割れるんですが

現地の味はケチャップが入ってるらしいですがそれは僕がすごい好きくない気配がしたので普通の日本ぽいのを作ります

いろいろあってでっち上げたのがこれ

味は肉と甘酢餡とぐちゃぐちゃしたものです 挽肉の部分が固い ハンバーグのことを思い出してください

なぜ割れるのかというと全体がデカいからです なぜ全体をデカくしてしまったのかというと、だって千尋の親父デカいの食ってたしロマンを追い求める世界、あれの再現という体にしないとこんな謎なものを作る意味が感じられないからです でも考えてみてください 実際の人間の口は千尋の親父ほどデカくはありません 小さいバーワンを作ればよかったのです もちろんデカいものを割れないように作ることは究極的には可能だと思いますが、その場合外皮がクソ頑丈もしくはブ厚いものである必要があります そんなの旨くないだろ 千尋の親父のように箸で持ってちぎれない弾力のある適度な厚みの外皮とサイズ感、あれはムリ 結局ひとくちサイズの葛饅頭の中になんか旨い肉とかエビやフカヒレの餡が入ってて、それがとろみの中に数個コロコロとたゆたっている そのような料理ならワンチャンあったかもしれませんし多分そこそこ旨いと思います なぜそうしなかったのか 仏教でいうところの〆切ですね、タイムリミットです ただでさえ外皮が難航するのに餡のうまさまで気が回らず結果的に逃げ場のない料理になってしまいました 今回時間を置いてあらためて考察したことで自分の中では一応成仏したような気がします よかったですね。