牛バラ肉のコロッケ
こんにちは。本が出ています。Kindle版もあります。それ以外にも、私たちの住む世界にはたくさんのものがあります。あるとは何か?今日はそのことについて考えていきましょう。
牛バラ肉です

形を変えます

状況を変えます

環境を過酷にします

ここまでの様子から、ものがあり、変わることがわかります。

形や環境が変化する、すごいことだと思いませんか?皆さんは、自分の存在や状況が不変のものだと考えていますか?

そんなことを考えていると、空間や時間というものが急に曖昧なものに感じられ、恐竜がいた頃の時代はどうなっていただろう、など思考も推移していきます。

宇宙全体に対して我々の存在は小さすぎます。しかしそこになぜか豊饒がある。

1時間とは何なのか

ものが冷えるとは何か?体積がのびたり縮んだりするのは本当なのか?

というように宇宙スケールで考えると牛バラ肉もなにかとてつもなく異様な物体なのではないかという気がしてきます。いまの僕にはこれがなんなのかわかりません。皆さんが普段わかっていると思うことなども、本当は何もないのかもしれません。わかるとはなんでしょうか?

デミ缶とベシャメル缶と変態きのこ料理の余りです。もしこのキャプションについて、僕が全くのうそを書いているのだとしたら?

ばら星雲です

ところでこの料理は昭和天皇の食卓に上っていた「仔牛のコロッケ」の変形なのですが、元のレシピでは仔牛モモ肉を使用しています。「いい料理」なので、使用される食材調味料もグレードが高いことが予想されます。本来であればデミグラスソースがそのまま高い戦闘力を持っているはずですが、こちらは缶詰なので弱く、トマ缶でちょっと元気をつけていこうということになります。

濃度が圧倒的に足りなくなりました。時間がギリだったので煮詰めるのをサボり、状況は順調に未知の世界を辿っていきます。

かさが増えたことで、肉も見た目的に足りなくなります。サイコロ状にしていますが元のレシピではそのようなことはしていません。仔牛モモ肉はかなり繊細な肉質なのできめ細かくほぐれ、おそらく全体が渾然一体となったタネだと思われます。

少し頭が現実的になったところで、2周目の世界です

でも、現実とはなんでしょうか?このように画像を並べて分脈をつけることでひとつの時空間を生み出していますが、これは僕はこの世界から見たら神なのでしょうか?

神殺しとは、この画像と文章の集合が僕を物理的に殺すことです。それはとても難しい。

世界を自分の好きなように生み出しても、本当にいいのでしょうか?いいとは何でしょうか?あとこの煮汁がすごく濃くてうまい。

壺中天です

世界に果てがなかったらどうなるのでしょうか?あるいは私たちが世界の果てに到達できなかったとしたら、世界の果ての有る無しは意味があるのでしょうか?

肉のほうが多くなりました。今の地球も人類が増えすぎてしまったのではないでしょうか?

今はまだ、しかし、いつか、、

野菜

野菜

料理というものは基本的に物体を変化させることだということがなんとなくわかってきましたが、これも変化をします。

この場合は細かくなりました。

じつは元のレシピの「どのようにタネに衣をつけて揚げるのか」について、本には具体的な記載がありません。そして僕は揚げ物の知識技術に暗い。この段階で、普通にいけると思っています。人間はなぜ無力なのにいけると思うのでしょうか?

ここで初めて「俺はもう駄目だ(OMD)」が発動します。柔らかすぎるのと手につきまくるので触れることができません。イメージと現実のギャップが牙を剥く瞬間です。イメージの世界は崩壊し、ちりぢりになってしまいました。粉になってしまったそれを、またタネの上からかけていきます。風味がよくなります。

理屈では「タネが衣に問題なくくるまった状態」は可能で、ただそれを完璧に実現できる状態ではないというのが世界の不思議なところです。イデアの概念が導入されます。

見た目とはなんでしょうか?見た目が崩れた時、失われたものは見た目でしょうか?

揚げ鍋の上に乗っているのは、ネオ・グランゾンの背中についてるやつと同じです。

この瞬間だけこのような状態で、それ以外の時空間が完全に崩壊している宇宙などもあるかもしれません。私たちの知覚している時空間は、本当に連続なものなのでしょうか?

ビーフシチューを丸めて揚げた味がします。肉が口内に現出する感じがとにかくいい。

数個揚げて精神が終わってしまったので、濃いゼラチンをぶっこんでジップロックで形を整えて冷凍し、半解凍に戻してからの成形です。世界四大文明もこのようにして興ってきました。

地層には地球の活動の履歴が記載されています。生命の星地球博物館に行きましょう。その足で箱根湯本のかっぱ天国を利用することもできます。かっぱとは何でしょうか?

高度に発達した文明です

このようにして私たちの暮らしている世界は、150℃付近をキープしてやや長めに揚げることで現在のような状態になりました。

ビーフシチューにデミグラスソースをかけるのは、おかゆライスのようなものではないか?とも考えられますが、元のレシピもこうですし、このようにした方がうまいです。ではこの「デミグラスソースのかかったコロッケ」に衣をつけて揚げたものにデミグラスソースをかけたらどうでしょうか?どうとはなんでしょうか?

以下は別の宇宙を御覧下さい

これは22.5リットルの世界に豚肩ロースを10kg入れた環境です

30リットルの世界を用意しました

折角なので様々な角度を用意しました。視覚をフル活用してください。





近い将来、私たちもこのようになっていくでしょう。

金網で底上げすることでアンダーグラウンドシーンがかろうじて存在しています。これからのインターネットに本当に必要なのは、このような場所をどうしていくのか、、

人類が滅亡した後も機械は動作を続ける可能性があります

そして、、

速攻で完売したので手元に完成画像がありません。私たちは本当に欲しいものを手に入れることができるのか、本当に欲しいものとはなんなのか、いつかわかる日が来るといいですね。きっとそのために今日もめしを食っているのだと思います。よかったですね。

