みる貝の清蒸
こんにちは。いつだっけか横浜でインタビュー受けてて「グラハム・カーに会って怒られたい」とか適当なこと言って(そのまま掲載された)、担当氏もいたのでついでに店を回りましょうみたいになり(校了作業真っ最中なのだがこちらが馬鹿で無知なので足を引っ張っている)、結果得られた生物についてです。手持ち金がなかったので立て替えてもらいました。まだ返してません。
ではまず白みる貝です。そごうの鮮魚売り場の入り口にある高級鮮魚店にしかその時なかったので高かったです。

別の店の本みる貝です。この日以外で目撃していないので運が良かったといえます。あるとは思わなかったんですがあったので、この時点で「みる貝対決」の路線が決定しました。インターネットの皆さんはみる貝が好きです。これ2個より上の白みる貝のほうが高かったです。これは1個1500円です。

サイズ比較です。とっととバラしてしまったので殻だけになっています。

よくわかりませんがサザエです。元々サザエが食いたかったのでサザエでなんかやろうということだったのですが、完全に食われてしまいました。

なので一応見せ場も用意しました。これは貰い物です。

何をしているかというと、サザエの先端に空気穴をあけようとしています。そうすれば内蔵もたやすく出てくると思ったのですが、大学で水産をやったのにサザエには貝柱がないと思っていました(あります)。ので穴を開けようが中身は出てきません。まるで人生のようです。皆さんの、中身は、、

長いことやって穴があきました。無意味です。まるで人生のようです。そもそも丸ノコ的なアタッチメントで試そうと思ったのですが持ってなかった。リューターが役に立つ日は今後来るのか。

貝殻はハンマーで殴れば割れるがリューターで削るのは大変、という知見が得られました。破壊しまくって貝柱を切ると取れます

はい

白みる貝を見てください

作業中にタブレットのペンで本気で腕をひっかくといつまでも傷が消えないのでやってはいけません

殻のアールに沿ってフムフム~?とナイフ的なあれを滑らせていけばおおむね解決するでしょう、、

ほらね

片側の殻が外されています

よくわかんないけど剥けるので剥いているところです

様子です

ここから水管の皮を剥いていくとビジュアルが下品になりながら縮んでいきます。一緒に見ていきましょう

はい

はい

はい

どこだここ

ワタ

切ると、模様でかゆくなります

水管となにかです

開きます

雑にスライスしていきます

味はいわゆる白みる貝の味です。今更ながら説明が難しいですね。個人的には赤貝と白みる貝が貝の味の中でも貝っぽさが高いと思っているのですが、、

本みる貝も剥いていきましょう。剥くと気のせいか松っぽい香りがします

よくわかりませんが貝柱を確認しています

やることは白みるとほぼ同じです

白みるはここんとこ生のままでも剥けるのですが、本みるはそうでもないので、熱湯に晒すなどして剥きやすくします。

剥けました。この、模式的な二枚貝のビジュアルを持ったままこの巨大さ、本当にかっこいいですね。

ワタです。透明で茶色く細長いのが見えます。これは酵素を多く含んだ棒で、二枚貝の体内で回転して消化に寄与するという気合の入ったことをしています。

水管をカットしました

そういうわけで出揃いました。

白みると比べると本みるは香りが穏やか、歯ごたえはもう少ししなやかで、味がより甘く奥行きがあります。ようするに上品で、白みるは歯切れがよく香りも味もダイレクトなのが良さなので、悪いということではありませんがどちらが好みかというと本みるです。なぜ写真を並べているかというと、どっちがどっちかマジでわからなくなったからです。


皿ごとは入らんので小分けに蒸します。2分くらい目安に、様子見つつ蒸しすぎない程度に。蒸さなすぎてもよくないので。

ところでワタも蒸して食べました。もっとこう、バター炒めとかの方がよかったのかな、という味がしました。

身を蒸したのを並べます。手前左側が本みる貝です

白髪ねぎオン


熱したピーナッツ油をかけます。美味しんぼで牡蠣使ってやってたやつですね。本来は皿ごと蒸したほうがよさそうで、皿が熱くないと油がすぐ冷えてしまうと思われるからです

まあそれはそれとして完成

うまい

これは多分白みる貝です。うまい

これは多分本みる貝です(赤い部分があるので)。火を通すことでむっちり感が増し、強烈にうまい。貝の匂いが強すぎてキツいという贅沢な悩みが発生するので、香味野菜と一緒に食べると気にならなくなり良いです。僕が積極的にねぎを食う料理はこれぐらいでしょう。
残り汁にめしをぶちこむと優勝します。よかったですね。
