鳩
こんにちは。挨拶をしましょう。
起きたら鳩が届きました。詳細は不明です。
冷蔵庫で24時間くらい放置してたら解凍されます。
なにげに鳥類の捌き方をまったく知りません。彼らは飛ぶので胸の筋肉がサンシャイン池崎みたいになっていて、それがすごいでかいと考えます。胸肉を取り外してみましょう。中央に骨が仕切り板みたいに垂直に立ってるので、それに沿って包丁を入れます。
これは小笠原鳥類詩集です。僕も解説みたいなのをしてます。
首が手前に来てますがとにかく両側の胸肉をあらわにしています。細長い肉があって、それはささ身です。
ささ身を外しました
肋骨的なあれをハサミで切ると腹腔が見えます。
獣神サンダーライガーみたいですね。肝臓と心臓、気管が見えます。まだ少し凍っている。
膜の向こうにもなんだかわかりませんが臓器があります。
胸肉さん
肝臓。黒い
心臓
左上にあるのは外した肺です。
謎を取り出します。
ニャーン
ささ身と胸肉です
鳩の火入れは難しそうなので、無難に低温調理をしましょう。赤い肉だから鶏肉よりもジャスト帯は広いかもしれない、いま適当なことを言っています
59℃です。理由はなんとなくです。
心臓を焼きましょう
はい
いい色ですね。味の素を振ったように旨味が濃いです。
肝臓はバターで焼いてみます。
はい
外側に火が入りすぎですね。鳩レバーむずい
味はレバーです
低温調理完了
これは焼いたら終わると思ったのでそのまま切って食いましょう
これは胸肉についてた皮を焼いている様子です。
試しにささ身をわさび醤油で食います。鳩の風味が吹っ飛ぶので微妙というか、ささ身と胸肉を同じ低温調理にかけるとささ身の火の通りがしっかりしてしまう問題
胸肉ですが、えらい柔らかくてキメが細かく、旨味も充分にあって大変おいしいです。かなり血っぽいのでこれは完全に赤ワインが必要になるでしょう。なかったのでいちご牛乳カルピスを飲みました。
皮です。いやなところがなく普通においしい皮ということがわかります。
それ以外の部位は、どうしたらいいかわからないのでまず低温調理にかけます。
フムー
フムー
フムーン
皮を全部剥ごうとしてできなかった様子です。
鶏肉の話ですが、胸肉がおいしい低温調理の温度帯ではモモ肉などは微妙という知見があり、鳩にもそれを感じたのでやっぱ焼きます。
剥いだ皮もこれはこれで焼きます
はい
やけた
この画像をメキシカン忍者氏に見せたら「ブエルだ」と言いました。
モモ肉です。皮と一緒に食ったほうがうまいだろうな、と思ったのは、写真撮るのを忘れましたが手羽がすごいうまかったからです。
とにかく食いました。うまい。胸肉の仕上がりをどうするかというのはともかく、通常は内蔵を抜いて雑にオーブン焼きにして塩胡椒でマリマリ食うのがベストだと思いました。ガチのロースト(丸のままフライパンで部位ごとに焼き分ける)は僕には難しすぎてムリです。というか鳩は高いので練習で数をこなすのが厳しい的な
もったいないのでガラを炊きます。
鳩のガラスープです。けっこう味が出てうまい。今回の作業はクッソ疲れたのですが翌日は普段よりも元気でした。鳩は精がつきます。よかったですね。